■王者フランスも順当に4強

 アウェーのジェノバ(Genoa)でイタリアと対戦したフランスは、リュカ・プイユ(Lucas Pouille)が2-6、6-1、7-6(7-3)、6-3でファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini)に逆転勝ちし、3勝1敗でホームで行われる準決勝への切符を手にした。

 初日にはアンドレアス・セッピ(Andreas Seppi)からフルセット勝ちを収め、フランスを過去4年間で3度目の4強へ導いた世界11位のプイユは試合後、「本調子とは言えないテニスで勝てた。一番良い勝利の形だと思う」とコメント。同国を率いるヤニック・ノア(Yannick Noah)監督も「18か月前は初出場だったが、今はコート内外でリーダーとなっている」と称賛した。

 ホーム・バラジュディン(Varazdin)にカザフスタンを迎えたクロアチアは、世界3位のチリッチが6-1、6-1、6-1でミハイル・ククシキン(Mikhail Kukushkin)を一蹴し、3勝1敗で米国が待つ準決勝への勝ち上がりを決めた。

 初日もストレート勝ちを収めていた元全米オープンテニス(US Open Tennis Championships)王者のチリッチは試合後「最初から最後まで非常に高いレベルでプレーできた。常にプレッシャーを与えて相手を上回り、攻撃的に戦えた」と語った。

 9月に敵地でクロアチアと対戦することが決まった米国は、前日のダブルスでジャック・ソック(Jack Sock)/ライアン・ハリソン(Ryan Harrison)組が勝利し、唯一負けなしでの勝ち抜きを決めていた。

 前回大会では準優勝に輝いたベルギーだったが、今回はナンバーワンのダビド・ゴフィン(David Goffin)とスティーブ・ダルシ(Steve Darcis)を欠いたことで苦戦し、簡単に米国に2012年以来となるベスト4入りを許した。(c)AFP