【3月8日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、レスター・シティ(Leicester City)に所属するアルジェリア代表FWリヤド・マフレズ(Riyad Mahrez)のフェイスブック(Facebook)に7日、同選手が引退を表明するメッセージが掲載されたが、クラブは同日、選手本人ではなく何者かによる偽の投稿と発表した。

 マフレズのアカウントに掲載された声明では、医師と相談した結果、引退することになったと述べられており、「多くの医師と相談した結果、サッカーの世界から身を引くことに決めた。私の選手としての時間は終わりを迎えた。この素晴らしい場所で優しさや支援を示してくれたすべての人に感謝したい。あなたたちはいつも私の心とともにある」と投稿されていた。

 フェイスブックに投稿された声明を受け、ファンの落胆する声が殺到したが、レスターはマフレズのアカウントが乗っ取られ、投稿が偽物であると主張。クラブの広報はAFPに対して「本物の投稿ではありません。われわれはそれを削除するためにフェイスブックと一緒に動いています」と説明した。

 レスターは7日、クラブの公式サイトでマフレズの特集を掲載して今季のパフォーマンスを評価していたため、フェイスブックの投稿は偽物ではないかと考えられていた。特集では「今季は浮き沈みが激しく、ディフェンダーの陰に隠れてしまいがちだったが、マフレズは再び相手選手にとって一番の脅威となった」と述べられている。

 今冬のマンチェスター・シティ(Manchester City)行きを志願していた27歳のマフレズは、移籍騒動が長引いた結果残留となり、10日間クラブから離脱。1-1に終わった3日のボーンマス(AFC Bournemouth)戦では試合終了間際に直接FKを沈め、騒動後初得点を記録していた。

 レスターのクロード・ピュエル(Claude Puel)監督は、マフレズ獲得に向けた最後の条件提示でシティはもっと誠意を見せるべきだったと話している。(c)AFP