【3月2日 AFP】男子テニスのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)は1日、手術を受けた膝の回復に時間が必要だとして、今月行われるマスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)のBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2018)とマイアミ・オープン(Miami Open 2018)の2大会を欠場すると発表した。

 32歳のワウリンカは昨年、初戦敗退を喫した6月のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)後に膝の手術を受けると、その後の2か月は松葉づえ生活を余儀なくされるなどシーズン後半を棒に振り、現在の世界ランキングは12位まで後退。今季から復帰を果たしたが、ここまでは苦戦が続いており、先月のオープン13(Open 13 Provence 2018)も2回戦で途中棄権していた。

 米国で開催されるハードコート大会を見送ることで、クレーコートシーズンにはリフレッシュされた状態で復帰したいと考えているワウリンカは「残念ながら、インディアンウェルズとマイアミでは出場できない」とすると、「どちらも素晴らしい大会だが、大手術からの復帰は複雑で、数大会を戦った後でチームと話し合った結果、ここまでの経過を生かしながら練習に戻るのが最善だという判断に至った」と語った。

「ツアーでの試合に戻ってこられたことは楽しんでいるし、練習コートへ行くモチベーションにつながっている。今の目標は再び自分のレベルを最高にすることであり、それを実現するためにも毎日のハードワークを続けていきたい」 (c)AFP