【2月26日 AFP】シリアの首都ダマスカス近郊の反体制派支配地区、東グータ(Eastern Ghouta)で26日、バッシャール・アサド(President Bashar al-Assad)政権軍が新たな空爆を実施し、一家で被害を受けた9人を含む、少なくとも民間人10人が死亡した。在英のNGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」が明らかにした。

 同監視団によると、空爆により東グータの中心街ドゥマ(Douma)にある建物が破壊され、9人の一家全員が生き埋めとなったという。

 同監視団のラミ・アブドル・ラフマン(Rami Abdel Rahman)代表は「未明に起きたドゥマでの空爆で一家9人が死亡した」と述べ、「数体の遺体は今もがれきに埋まっている」と語った。

 同監視団によると、今月18日以降に行われたアサド政権側による空爆により、子ども130人以上を含む民間人500人以上が死亡した。空爆にはアサド政権の同盟国であるロシアの関与も指摘されている。(c)AFP