【2月9日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は8日、内国歳入庁(IRS)長官にチャールズ・レティグ(Charles Rettig)氏を指名した。ホワイトハウス(White House)が発表した。レティグ氏はカリフォルニア州ビバリーヒルズ(Beverly Hills)の税専門の弁護士で、確定申告書を非公開としたトランプ氏の判断を支持したことで知られる。

 ホワイトハウスは声明でトランプ氏がレティグ氏を「内国歳入庁の長官として2017年11月12日から7年間の任期」で任命する見通しだと発表した。

 レティグ氏の所属する事務所のウェブサイトは同氏の多岐にわたる経歴を掲載している。ここで同氏は「素晴らしい、ただ素晴らしい」、「輝かしい才能の持ち主」、「真のスター」とされている。

 レティグ氏の長官就任には、共和党議員が過半数を占める上院の承認が必要。レティグ氏は2016年2月の「IRSウオッチ(IRS Watch)」の記事で、確定申告書を非公開とするトランプ氏の論争を呼んだ決断を支持しており、指名承認公聴会でこの記事に注目が集まることは必至だ。(c)AFP