【2月8日 AFP】イングランド・プレミアリーグのウェストハム(West Ham)は7日、元フランス代表のパトリス・エヴラ(Patrice Evra)を獲得したと発表した。同選手にとっては、自身がマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)在籍時に指揮官を務めていたデビッド・モイーズ(David Moyes)監督の下で再び戦うことになった。

 その輝かしいキャリアの中で欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)制覇や、複数回のリーグ優勝を経験してきたエヴラだが、昨年11月にはサポーターの一人に蹴りを見舞い、フランス・リーグ1のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)から解雇されていた。

 ハマーズ(Hammers、ウェストハムの愛称)と今年6月までの契約を結んだエヴラは、クラブの公式ウェブサイトで「ウェストハムの一員になれたこと、そしてプレミアリーグに復帰できて本当にうれしく思う。このスポーツを愛している」と語った。

「契約を結ぶときに金が問題でない場合は、たったの5分で話をまとめることができる。私にとってはウェストハムに加入し、できるだけ多くの試合で勝てるようにチームメートの手助けをすることが重要だった」

 ウェストハムは現在、今季リーグ戦12試合を残して12位につけているが、降格圏に沈む18位と19位のクラブとの勝ち点差はわずか3となっている。(c)AFP