【2月1日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは31日、第25節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に0-2で敗戦。ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は試合後、開始11秒での失点を「ばかげたゴール」と嘆いた。

 試合開始直後にクリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)のゴールで先制したトッテナムは、その後フィル・ジョーンズ(Phil Jones)のオウンゴールにより加点し、前半で勝利を決定的なものとした。敗れたユナイテッドは2位をキープしているが、首位マンチェスター・シティ(Manchester City)との勝ち点差は15に開いた。

 エリクセンの先制点は、2001年にリーズ・ユナイテッド(Leeds United)のマーク・ビドゥカ(Mark Viduka)がチャールトン・アスレチック(Charlton Athletic)戦で挙げたゴールに並び、プレミアリーグになってから2番目に早い得点となった。

 史上最速得点は開始10秒で、これは2000年にトッテナムのレドリー・キング(Ledley King)がブラッドフォード・シティ(Bradford City)戦で、2003年にニューカッスル(Newcastle United)のアラン・シアラー(Alan Shearer)がシティ戦で成し遂げている。

 モウリーニョ監督は試合後、英BBCに対し「ふざけたゴールから始まったパフォーマンスだ。開始数秒で生まれた得点は試合に大きく影響した。トッテナムは自分たちがしたいようにプレーできるようになったからだ」と語った。

「ゴールは両方ともばかげていた。最初の得点は、早い時間に動きがあるという事実を分かっていたにもかかわらずミスが連続したことにより生まれた。選手はトッテナムのキックオフの映像を何度も見てきたというのに。最悪のゴールだった」

 またモウリーニョ監督は、エリクセンの開始直後のゴールと同じくらいオウンゴールはチームの士気を落としたと話している。「2点目でチームのメンタルは死んでしまった。試合に勝つチームには得点と良いディフェンスが必要になるが、きょうのわれわれは本当にひどかった」

 これによりトッテナムは、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)出場権獲得となる4位と2ポイント差に接近。エリクセンはBTスポーツ(BT Sport)に対して「ファーストタッチで得点するというのは奇妙な感覚だ。立ち上がりは完璧で、その後も緩みはなかった。さらに得点を重ねられるようなチャンスを何度もつくった。力強い試合だったと思う」とコメントした。(c)AFP