【1月30日 AFP】米政府は29日、難民の受け入れをめぐり「危険性が高い」とみなす11か国からの出身者についても、受け入れを解禁すると発表した。ただし、入国希望者に対しては以前より大幅に厳しい審査を課すとしている。

 11か国からの難民受け入れ停止措置は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)政権が昨年10月に発表したもの。対象国名は公表されていないが、難民支援団体によると、エジプト、イラン、イラク、リビア、マリ、ソマリア、南スーダン、スーダン、シリア、イエメンのイスラム圏10か国に北朝鮮を加えた11か国とされている。

 匿名で記者らの取材に応じた米政府高官は、11か国に対する審査の強化はイスラム教徒を標的にしたものではないと説明している。(c)AFP