【1月25日 AFPBB News】太陽の光を受け、まるで宝石のように輝く富士山──。富士山の山頂と太陽が重なる「ダイヤモンド富士」が25日、都内などで見られた。東京・池袋の展望台「スカイサーカス(SKY CIRCUS)サンシャイン60展望台」では、来場者が夕日が沈む瞬間を今か今かと待ち構え、じっと窓から眺めたり、写真を撮ったりする様子が見られた。

 ダイヤモンド富士は、富士山が東か西の方向に見える場所で気象状況が良い場合にのみ観測でき、頂上の中央に重なるのは年に2回のみ。太陽は少し中央からずれていたものの、友人と訪れた都内在住の岡田ひろみ(Hiromi Okada)さん(52)は「幻想的だった」とうっとり。写真を撮りに訪れた関口純一(Junichi Sekiguchi)さん(71)は、「うまく撮れたかわからないが非常に感動した。また続けて撮りたい」と意気込んだ。

 同展望台では、28日まで観覧でき、26日には太陽が最も山頂に近づくという。28日には、ダイヤモンド富士や夜景の撮影方法を教えるカメラ教室も開かれる。(c)AFPBB News