【1月1日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)から補強禁止処分を受けていたスペイン1部リーグのアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は12月31日、処分が解かれる1月1日から新戦力となるジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)とビトロ(Victor Machin Perez "Vitolo")の入団会見を行った。

 18歳以下の外国人選手との契約において不正があったとして、アトレティコにはFIFAから処分が科され、昨年まで新戦力の登録が禁止されていたが、クラブはこれまでにイングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)からコスタを復帰させ、同じスペイン1部のセビージャFC(Sevilla FC)からビトロを獲得していた。

 アトレティコは2017年9月にコスタの獲得を発表し、2021年まで契約を結んだ。スペインメディアによると、2013-14シーズンにリーグ制覇と欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2013-14)決勝進出に貢献したコスタを復帰させるため、クラブはチェルシーに移籍金6000万ユーロ(約81億円)を支払ったと伝えている。

 チェルシーが優勝した昨季のプレミアリーグで計20得点を記録しながらも、チームの指揮を執るアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督との間に深い確執があったコスタは、ディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督の下、アトレティコではアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)やフェルナンド・トーレス(Fernando Torres)とのポジション争いが待ち受けている。

 アトレティコはまた、昨夏に移籍金3750万ユーロ(約50億円)を支払い、セビージャからビトロを獲得している。シーズン前半を期限付き移籍先のラス・パルマス(UD Las Palmas)で過ごしたビトロだが、大腿部の負傷により最近1か月は欠場していた。(c)AFP