【12月28日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは27日、第20節の試合が行われ、首位マンチェスター・シティ(Manchester City)はラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)のゴールでニューカッスル(Newcastle United)を1-0で下し、2位との勝ち点差を15に広げた。

 チームはスターリングの前半31分のゴールで勝利し、プレミアリーグの連勝記録を18試合に更新した。前日バーンリーFC(Burnley FC)を相手に勝ち点を取りこぼしたマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)との差も広がり、シティのタイトル獲得はほぼ確実になったように見える。

 欧州5大リーグの最長連勝記録は、こちらもジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督が率いた2013-14シーズンのバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)の19連勝。31日のクリスタルパレス(Crystal Palace)戦に勝利すれば、シティはこの記録に並ぶことになる。アウェー11連勝も、2008年のチェルシー(Chelsea)に並ぶ最長タイ記録となった。

 リーグでは今季エバートン(Everton)以外のチームから勝ち点を落としていないシティを相手に、ニューカッスルは多くの時間帯で11人全員をボールよりも後ろに下げる超守備的な戦い方を選んだが、それでもスターリングに先制点を決められると、シティから勝ち点をもぎ取った数少ないチームになれる可能性はほとんど感じられなかった。

 スターリングのリーグ戦ここ3試合で4ゴール目がこの試合唯一の得点だったことは、プレミアの上位チームとそれ以外との力量差がはっきり出た試合内容を考えれば、大きな驚きだった。

 グアルディオラ監督は、ニューカッスルの守備的な戦術を批判しつつ、粘り強く攻め続けた選手たちをたたえた。

「われわれは間違いなくすべてを出し尽くしたが、相手がプレーを放棄している中でサッカーをするのは難しい。こういう状況は常に想定しておくべきだが、その中であのレベルを保つのは簡単ではない」

「監督にはチームの戦い方を選ぶ権利がある。私はサッカーをプレーする方を選ぶが、同時に相手のやり方も大いに尊重しているし、われわれはそうした相手を攻略する方法を見つけなくてはならない」 (c)AFP/Jason Mellor