【12月27日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で今季通算4回目の総合優勝を達成したメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が、おいの服装について否定的なコメントを発したことを謝罪し、「誤った判断だった」と認めた。

 ハミルトンは570万人のフォロワーがいるインスタグラム(Instagram)のアカウントに、青とピンクのお姫様のようなドレスをまとい、ピンクのハートが先に付いたつえを振るおいの動画を投稿し「今、すごく悲しいんだ。僕のおいっ子を見てくれ」と呼びかけていた。

 ハミルトンはおいに「なんでお姫様のドレスを着てるんだ? クリスマスプレゼントにもらったのか? なんでお姫様のドレスをほしがったんだ?」と尋ね、最後には「男の子がお姫様のドレスなんか着るんじゃない」と叫んでいた。これに対し、おいは耳をふさぐしぐさを見せていた。

 ところが、この行動に批判が集まったことから、ハミルトンは動画を削除し、ツイッター(Twitter)に「きのう、おいと遊んでいたときに自分が不適切な発言をしていたことに気づいたため、投稿を削除した。誰かを傷つけるつもりはまったくなかった。おいがすべての人の当然の権利として、自由に自分を表現していることを素晴らしいと思う」と書き込んだ。

「自分の振る舞いを心から謝罪する。出自にかかわらず、誰かを軽んじたり、型にはめて考えたりするのは絶対に許されることではない。僕はこれまでも、自分の思う通りの人生を送る人を常にサポートしてきた。できるなら、今回の誤った判断を許してもらいたい」 (c)AFP