【12月21日 AFP】イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)やドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)などで活躍した元チェコ代表のトマス・ロシツキー(Tomas Rosicky)が20日、現役引退を表明した。

 チェコ代表として通算105試合に出場した37歳のロシツキーは、卓越したパスセンスとテクニックを誇り、アーセナルで10年にわたってプレーした。

 すでに現役最後のプレーを終えたというロシツキーは、所属するチェコ1部リーグのスパルタ・プラハ(Sparta Prague)のウェブサイトで引退を発表している。

「富や名声のためにプレーしたことは一度もなかった。ただサッカーを愛しているんだ」

「しかし、自分にプロサッカー選手に求められる体を準備することがもうできないことに気がついてしまった」

「スパルタには私を育ててくれたこと、ビッグクラブでキャリアを築く最初の一歩になってくれたこと、そして最も愛する場所で引退を告げる機会を与えてくれたことに感謝したい」

「多くの挫折があったけれど、それでも美しいキャリアだった。素晴らしい瞬間もそうでない時も経験することができた」(c)AFP