【12月19日 CNS】中国・湖南省(Hunan)高速道路建設開発は11日、同社が管理する湖南高速道路サービスエリアの「トイレ革命」に関し、同高速内の13か所のサービスエリアのトイレが2017年末に改装工事を終える見通しだと発表した。

 湖南省交通運輸部は同年7月から、サービスエリアの「トイレ革命」に着手。同省内のサービスエリアではトイレの数が足りず、管理もうまく行き届いていなかったことなどが問題になっていた。

 同省高速道路建設開発の資産経営処責任者である曹博(Cao Bo)氏は、「サービスエリアの各トイレの表示、設備、サービスを統一した」と話した。全サービスエリアの従来の障害者用トイレと親子用トイレの機能を一つにまとめ、「第三(多目的)トイレ」に改装した。また、婦人用は赤、紳士用は青、「第三トイレ」は緑と色分けした。

 さらに曹氏は、「改装後のトイレは婦人用と紳士用の比率を2対1とし、繁忙期に婦人用トイレに長蛇の列ができる問題を解決した」と話した。また、両トイレの中間部分の仕切りを可動式にし、状況に応じて有効に使用できるようにしたという。

 風通しと採光を考慮した格子の天井、はめ込み式のゴミ箱、子ども用の洗面台、トイレ待合室の椅子などからは気遣いが感じられる。また、プランターが置かれた棚や通風システムの増設など、トイレ内の空気の循環も考えられている。

 同省高速道路建設開発の政策法規処の楊輝柏(Yang Huibo)処長は、「建設は3割、管理が7割。管理費をさらに投資することで、サービスエリアの『トイレ革命』は初めて効果を発揮できる」と話している。(c)CNS/JCM/AFPBB News