【11月8日 AFP】南極大陸にあるオーストラリアの観測基地で7日夜、風力タービンのブレード(羽根)部分が壊れ、貯蔵庫近くに落下する事故が起きた。当局が8日、明らかにした。基地は予備電源への切り替えを余儀なくされたという。

 事故が起きたのはモーソン基地(Mawson Station)で、2基あるタービンのうち1基のブレード部分が30メートル下に落下した。事故当時、風は比較的穏やかだったという。

 同基地のロブ・ウッディング(Rob Wooding)氏によると、調査隊のメンバー13人は全員建物の中におり、無事だったという。また、もう1基のタービンも念のため停止し、基地の電源はディーゼル発電機に切り替えられたという。

 ウッディング氏はタービンの点検は定期的に行われていたとし、「事故の原因はわかっておらず、今後徹底的な調査が行われるだろう」と話した。(c)AFP