【11月4日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は3日、ドーピング検査で「異常な結果」が出たとして、ペルー代表ストライカーのパオロ・ゲレーロ(Paolo Guerrero)に出場停止処分を科した。ペルーは11日と15日にニュージーランドとの2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)大陸間プレーオフを控えており、本大会出場を目指すチームは大一番を前に打撃を受けた。

 ペルーサッカー連盟(FPF)は、声明で「FIFAの懲罰委員会は、パオロ・ゲレーロに対して30日間の出場停止処分を言い渡した」とコメント。これにより、33歳のゲレーロはニュージーランドとの大陸間プレーオフ2試合を欠場することになる。

 ブラジルの報道によると、カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のフラメンゴ(Flamengo)でプレーするゲレーロは、アルゼンチンと0-0で引き分けた10月5日の南米予選で行われたドーピング検査で異常な結果が出たとしている。

 ブラジルサッカー連盟(CBF)反ドーピング委員会のフェルナンド・ソレラ(Fernando Solera)氏は、「確認されたのは刺激物質の異常な結果が出たことであり、この場合はドーピングの陽性反応とはみなされない」と話している。

「だから現時点において、ゲレーロはドーピングしていないと考えられている。問題の物質について話すことはできないが、選手は自分自身を擁護するために、この物質が何だったのかを明らかにする権利がある」(c)AFP