「バルカン作戦」支援の輸送機が墜落、4人死亡 コートジボワール
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■年100回程度の輸送任務
アビジャンの仏軍基地はバルカン作戦を物資輸送などで支援している。ワガドゥグには仏軍の特殊部隊が駐留している。
チャドの首都ヌジャメナ(N'Djamen)に司令部を置くバルカン作戦では年間100回程度アビジャンから輸送機が飛び立っている。仏軍の要員や貨物に添乗する下請け業者らを乗せたウクライナ製のアントノフ輸送機を旧ソ連のパイロットが操縦することが多い。
コートジボワールにはアフリカの大西洋(Atlantic Ocean)岸で最大の仏軍基地があり、約950人の仏軍人が駐留している。その他ガボンの首都リーブルビル(Libreville)とセネガルの首都ダカール(Dakar)にも仏軍基地がある。コートジボワールや周辺国で騒乱が起きた際にフランスなど西側諸国の国民を避難させることも主な任務の一つだ。
アビジャンは、アフリカのフランス語圏の多くの国に航空機で3時間以内に到達できるという、戦略上、好適な位置にある。(c)AFP