【11月12日 AFP】ポルトガルの首都リスボン(Lisbon)中心部にある、ひしめく建物の輪郭を見渡せるホテルの屋上で、果てしない青空の下、両腕を大きく広げて立ち顔に日差しを浴びながら、女性のグループがヨガのレッスンを受けている。

「七つの丘の街」としばしば呼ばれるリスボンは、赤瓦の建物が多く、テージョ(Tagus)川を見おろすゆるやかに起伏したその景色は壮観だ。

 屋上は長いことエアコンの室外機や衛星放送用受信のアンテナ、物干し用の領域だったが、今ではしゃれたバーやヨガ教室、映画の上映やコンサートができるように改装されている。

 一年のうち290日は日が差すポルトガル西岸部のリスボンは欧州有数の日当たりのよい都市で、その気候は屋上での活動に非常に適している。

 リスボンでは、観光客の急増に伴い、絵画のように美しい旧市街の建物を改装する動きが広がり、レジャーのために屋上を改修するブームが起きている。

 2016年にリスボンを訪れた外国人は前年比9.7%増の390万人だった。(c)AFP/Daniel SILVA