【9月28日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2017)は27日、準決勝の第1戦が行われ、浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)は1-1で上港上港(Shanghai SIPG)と引き分け、来月18日に日本で行われる第2戦を前に貴重なアウェーゴールを奪った。

 試合は前半15分、今大会の得点ランクで首位に立つフッキ(Hulk)が、左足で強烈なミドルシュートをたたき込み、ホームの上海上港が先制。対する浦和は同28分、柏木陽介(Yosuke Kashiwagi)がボレーシュートを決め、チームに訪れた最初のチャンスで同点に追いついた。

 正GKに加え、DF陣でレギュラーを2人欠いた上海上港は後半23分、元チェルシー(Chelsea)のオスカル(Oscar dos Santos Emboaba Junior)がポスト直撃のFKを放ったが、最後まで勝ち越しゴールを奪うことはできなかった。

 過去にチェルシーやトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)で指揮を執った経験を持つ上海上港のアンドレ・ビラス・ボアス(Andre Villas-Boas)監督は試合後「われわれは21本のシュートを放っていたし、試合はまったく異なる結果になる可能性もあった」と悔やんだ。

「もちろん少し残念ではあるが、第2戦はまったく予測がつかない。でも第2戦までには全員戻って来るので、それはわれわれにとって非常に良い点だ」

「彼ら(浦和)はアウェーゴールで優位に立っているが、われわれはこれまでも多くのゴールを決めてきたので、日本でも同じようにし、相手のアウェーゴールを帳消しにしたいと思う」

 前日に行われたもう一方の準決勝では、サウジアラビアの強豪アル・ヒラル(Al-Hilal)が4-0でイランのペルセポリスFC(Persepolis FC)に大勝し、決勝進出へ大きく前進している。(c)AFP/Peter STEBBINGS