GS16勝目のナダル、フェデラーの最多記録更新には無関心
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【9月11日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)の男子シングルスを制し、四大大会(グランドスラム)通算16勝目を挙げたラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が試合後、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が持つ最多記録の更新については、「ほとんど考えたことがない」と語った。
全仏オープンテニス(French Open 2017)覇者で大会第1シードのナダルは10日、第28シードのケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)に6-3、6-3、6-4で勝利。ブレークポイントを一つも与えない完勝劇だった。
これでナダルは今季、自身が決勝で敗れた全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2017)とウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)で頂点に立ったロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)とともに、グランドスラムのタイトルを2つずつ分け合う形となった。
再び偉業を成し遂げたナダルだが、フェデラーが持つグランドスラム通算19勝の最多記録更新に関しては、「それについてはほとんど考えたことがない。彼は彼のやり方、僕は僕のやり方でやる。僕たちが辞めたときに考えよう」と自身の中で優先順位は高くないと話した。
「ロジャーも僕もそれぞれ素晴らしいシーズンを送っている。2人とも称賛に値するよ」
「テニスはグランドスラムがすべてではない。まだ大会は残っているし、シーズン終盤へ向けてわくわくしている」
また、今季はともにツアー5勝を記録し、来週発表の世界ランキングでは、2011年以来6年ぶりにそろってトップ2に君臨することになるライバルについてナダルは、「ロジャーと僕が共有するものは存在すると思う――それは自分たちのやることやテニス、競技に対する情熱。そして常に向上しようとする精神じゃないかな」と語った。 (c)AFP/Dave JAMES