【9月6日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)アジア最終予選は5日、各地で行われ、グループAの韓国はウズベキスタンと0-0で引き分け、9大会連続のW杯出場を決めた。 韓国はグループ2位を確保したものの、 終盤にいくつもあったチャンスをふいにし、2018年夏のW杯へ向けて課題の残る一戦となった。

 ウズベキスタンのホームのタシケント(Tashkent)で行われた一戦は、黄喜燦(Hwang Hee Chan、ファン・ヒチャン)とアジズベク・ハイダロフ(Azizbek Khaydarov)のシュートがそれぞれ枠をたたいた以外、前半は両チームともに大きなチャンスがないまま終わった。

 迎えた後半、ペナルティーエリア近くでの巧みなパス交換から金民友(Kim Min-Woo、キム・ミヌ)がカーブをかけたシュートでゴールを狙ったのをはじめ、韓国が繰り返し相手の守備を攻略し始めると、終了間際にはベテランの李同国(Dong Gook Lee、イ・ドングク)に絶好のチャンスが訪れたが、フリーで放ったヘディングシュートはクロスバーを越えた。

 そのほかの会場では、イランと敵地で対戦したシリアが2-2の引き分けに持ち込み、プレーオフに進める3位を死守した。1-2で敗戦濃厚だったシリアだが、土壇場でマルデク・マルドキアン(Mardek Mardkian)のラストパスから、オマル・アル・ソーマ(Omar Al Soma)が相手GKの股を抜く同点ゴールを決めた。

 この結果、シリアはグループAの3位を守り、オーストラリアと対戦するプレーオフへ駒を進めた。グループBではサウジアラビアが日本に勝利したため、オーストラリアが3位となっている。

 内戦の続くシリアがW杯出場へ夢をつないだ一方で、この引き分けはウズベキスタンにとっては厳しい結果になった。中国は2022年大会開催国のカタール相手に2-1の勝利を収めたものの、2回目のW杯出場へのかすかな望みが断たれた。

 アジア最終予選では、各グループ2位までに本大会の出場権が与えられ、3位のチーム同士がプレーオフを戦う。その勝者が、W杯出場をかけて北中米カリブ地区4位のチームとの大陸間プレーオフに臨む。(c)AFP