【9月2日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)北中米カリブ海最終予選は1日、各地で行われ、メキシコは1-0でパナマを下し、5か国目の本大会出場国になった。

 同地域の強豪国であるメキシコは、アステカ・スタジアム(Azteca Stadium)での一戦の後半8分にイルビング・ロサノ(Hirving Lozano)がヘディングシュートを決めて勝利を収めた。

 この結果メキシコは自動的に出場権が与えられる3位以内で今予選を終えることが確定し、7大会連続の出場を決めた。すでに開催国のロシアをはじめ、ブラジル、イラン、日本が来年の本大会出場権を手にしている。

 メキシコが祝福ムードの中、宿敵である米国はこの日0-2でコスタリカに敗れ、本大会出場が危ぶまれる状況に陥った。ホームでの試合を落とした米国は、ロシアへの道が突如として厳しいものになり、思いをめぐらせている。

 2万5000人収容のレッドブル・アリーナ(Red Bull Arena)に多くのコスタリカのサポーターが詰め掛け、米国がアウェーのような雰囲気になったスタジアムで、コスタリカはマルコ・ウレーニャ(Marco Urena)が2得点を挙げてヒーローになった。

 2014年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)で準々決勝にまで勝ち残ったコスタリカは、この勝利で勝ち点を14に伸ばして2位を守った。

 米国のブルース・アリーナ(Bruce Arena)監督は、昨年の再就任以降初の黒星を喫した試合後、「この敗戦について一日かけて考え、計画を練るつもりだ。もちろん、今夜を勝ち点無しで終えたことは非常に残念だ。今夜はわれわれの夜ではなかった。プレーも良くなかったが、まだ予選は3試合が残っている。まだ予選を突破できるポジションにいる」とコメントしている。

 7試合を終えて勝ち点8にとどまっている米国は、まだ自動的に出場権が獲得できる3位の座を守っている。しかしながら米国は、5日に直接対決を控える4位ホンジュラスと同じ勝ち点で並んでいる。ホンジュラスはこの日、トリニダード・トバゴを2-1で下し、貴重な勝利を手にしている。(c)AFP