【8月20日 AFP】米国選抜と欧州選抜による女子ゴルフの対抗戦、第15回ソルハイムカップ(Solheim Cup 2017)は19日、米アイオワ(Iowa)州デモイン(Des Moines)のデモイン・ゴルフ&カントリークラブ(Des Moines Golf and Country Club)で2日目が行われ、米国選抜がフォアボールで欧州選抜を突き放し、リードを5ポイントに広げて最終日のシングルスを迎えることになった。

 午前のフォアサムで詰め寄ることができなかった欧州選抜に対し、米国選抜はフォアボールで3勝を挙げるなど、この日行われた8試合で5勝を記録。スコアを10.5-5.5とリードして、シングルス12試合が予定されている20日の最終日では、ドイツで開催された2015年大会に続く連覇を目指すことになる。

 レクシー・トンプソン(Alexis "Lexi" Thompson)とペアを組んだベテランのクリスティ・カー(Cristie Kerr)は、フォアサムで欧州選抜のジョディ・エワート(Jodi Ewart Shadoff、イングランド)/キャロライン・マッソン(Caroline Masson、ドイツ)組に5アンド3で勝利し、米国選抜では歴代最多となる通算獲得ポイント数を19に伸ばした。

 カーは同日、トンプソンとペアを組んだフォアボールでも欧州選抜のカトリオーナ・マシュー(Catriona Matthew、スコットランド)/ジョージア・ホール(Georgia Hall、イングランド)組を4アンド2で退けており、自身の通算獲得ポイント数を20としている。

 そしてこの日最も圧巻なプレーをみせたのは、フォアボールに出場した米国のブリタニー・リンシコム(Brittany Lincicome)/ブリタニー・ラング(Brittany Lang)組だった。

 リンシコムがラウンド開始からの6連続を含む15ホールで10バーディーを奪うと、ラングは7番でイーグルを記録し、最終的には合計10アンダーで欧州選抜のメリッサ・レイド(Melissa Reid、イングランド)/カルロタ・シガンダ(Carlota Ciganda、スペイン)組に勝利した。

 欧州選抜の主将を務めるアニカ・ソレンスタム(Annika Sorenstam)氏は、米国選抜の「素晴らしいゴルフ」を称賛するしかないと語った。

「私たちは計35バーディーと1イーグルを記録したけれど、3試合を落としました。タオルを投げるのは簡単ですが、みんなはそれをしなかった。最後まで戦い続けた結果、彼女たちは1ダウンを手にしたのです」

「みんなをとても誇りに思います。だけど、それだけでは足りないことは分かっています。良いプレーをしても敗れるときがあります。今日の勢いが明日につながってくれることを願っています」(c)AFP