【8月14日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーメジャー最終戦、第99回全米プロゴルフ選手権(2017 PGA Championship)は13日、ノースカロライナ(North Carolina)州シャーロット(Charlotte)のクウェイルホロー・クラブ(Quail Hollow Club)で最終日が行われ、米国のジャスティン・トーマス(Justin Thomas)が「68」とスコアを3つ伸ばし、通算8アンダーでメジャー初優勝を飾った。

 一時は5人が首位で並びながらも、最終的にはルイ・ウーストハイゼン(Louis Oosthuizen、南アフリカ)、フランチェスコ・モリナリ(Francesco Molinari、イタリア)、パトリック・リード(Patrick Reed、米国)の3人を2打差の2位タイに抑えたトーマスは「自分のゴルフがどのような状態であれ、辛抱強くいる必要があると理解していた」、「優勝できるゴルフをしているのはわかっていたから、あとはそれを出し切るだけだった」と振り返った。

 パー3の13番で約12メートルのチップインバーディーを奪い、ライバルに2打差をつけたトーマスは、続くパー3の17番でも約4メートルのバーディーパットを沈め、リードを3打差に拡大。最終18番はボギーで締めくくったが、勝負はすでに決していた。

 ワナメイカー・トロフィー(Wanamaker Trophy)と賞金189万ユーロ(約2億4400万円)を手にした24歳のトーマスは、昨年行われた米国ツアー・アジアツアー共催のCIMBクラシック(CIMB Classic 2016)に加え、今年1月のSBSトーナメント・オブ・チャンピオンズ(SBS Tournament of Champions 2017)、ソニーオープン・イン・ハワイ(Sony Open in Hawaii 2017)に続き今シーズン4勝目となった。

 一方、日本人男子初のメジャー制覇を目指した世界ランキング3位の松山英樹(Hideki Matsuyama)は、首位で前半を折り返しながらも、バックナインで3バーディー、5ボギーとスコアを落とし、米国のリッキー・ファウラー(Rickie Fowler)と並び5位タイでフィニッシュ。

 カナダのグラハム・デ・ラエト(Graham DeLaet)と3日目まで首位に立っていた米国のケヴィン・キスナー(Kevin Kisner)が、松山らから1打差の7位タイで続いた。(c)AFP/Jim SLATER