【7月26日 AFP】インターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)は25日、米ニュージャージー(New Jersey)州ハリソン(Harrison)で行われ、ASローマ(AS Roma)がトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)との終盤の打ち合いを制し、荒れ気味の試合を3-2で制した。

 試合は前半12分にローマがディエゴ・ペロッティ(Diego Perotti)のPKで先制すると、後半24分にはケヴィン・ヴィマー(Kevin Wimmer)のクロスのこぼれ球をジェンギズ・ウンデル(Cengiz Under)が押し込んで追加点を挙げ、勝負を決定づけたかにみえた。

 しかしトッテナムも、後半41分にハリー・ウィンクス(Harry Winks)の得点で1点を返すと、ロスタイムにはフィンセント・ヤンセン(Vincent Janssen)が同点ゴール。これで試合はPK戦に持ち込まれるかに思われた。

 ところがその直後、ローマはマルコ・トゥッミネッロ(Marco Tumminello)が劇的な勝ち越し点を決め、トッテナムを振り切った。

 トッテナムのダニエル・レビー(Daniel Levy)会長が、移籍市場での動きが鈍くとも、クラブには優秀なユース組織があるから問題ないと言ったその日、マウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督は多くの若手をピッチへ送り出した。

 しかしタックルが激しく飛び交った試合について、ポチェッティーノ監督の怒りは後半の審判団の判定よりも、ひどい内容しか見せることのできなかった選手たちに向けられたと思われる。

 トッテナムはこの後ナッシュビル(Nashville)へ移動し、同じプレミアのライバルであるマンチェスター・シティ(Manchester City)と対戦する。一方のローマはボストン(Boston)で、セリエAでしのぎを削るユベントス(Juventus)との米国遠征最終戦に臨む。(c)AFP/Steve Brenner