【7月19日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、サンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)の象徴的選手であるエマヌエル・ジノビリ(Manu Ginobili)が、同チームで16年目のシーズンに臨む見込みであることがわかった。18日、米メディアが報じた。

 アルゼンチン代表でもプレーし、今月に40歳の誕生日を迎えるジノビリは、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)の前にプレーオフのウエスタンカンファレンス決勝(7回戦制)で敗退し、昨シーズンを終えた後、引退をほのめかす発言をしていた。しかし米スポーツ専門チャンネルESPNによると、スパーズで4回のNBA王者を経験している大ベテランは、1年の契約延長に応じるつもりだという。

 NBAではスパーズ一筋のジノビリは、通算992試合プレーしたレギュラーシーズンで一試合平均13.6得点、3.6リバウンド、3.9アシスト、1.4スティールの数字を残し、プレーオフでも200試合以上に出場している。

 ジノビリは5月、ウォリアーズに115-129で敗れてシーズンを終えた後、感傷的な雰囲気の中で観客からの喝采を浴びた。しかしその扱いをしっかり受け止めながらも、肉体的には十分に続けられると力強く話していた。

「まだプレーできると感じているのは確かだ。だけど、そのことは引退か現役続行かを決める理由にはならない。素晴らしい二つの選択肢から選ばなくてはいけない」

「一つはこの年齢でNBAでのプレーを続け、毎日楽しく大好きなスポーツをすること。もう一つは家にとどまり、父親としてもっと家族と旅行したり楽しんだりすること。どちらにせよ、二つとも素晴らしい選択肢だ」 (c)AFP