【6月2日 AFP】スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)の新指揮官に就任したエルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督は1日、就任会見に臨み、来季のチームに成功をもたらすためにバルセロナらしいパスをつなぐスタイルに「立ち返り」、「掘り下げ」ていくと語った。

「スタイルについては心得ている。私はここで(1998年から2000年にかけて)プレーしていたからね」と語るバルベルデ新監督は、ルイス・エンリケ(Luis Enrique)前監督の後任として1年の延長オプション付きの2年契約を結んだ。

「適応しなければならない。厳密に言えば再適応だが。私の目標は常にスタイルを掘り下げて、もう一度立ち返ることだ」

 前任のエンリケ氏は獲得可能な13個のタイトルのうち9個を獲得しており、53歳のバルベルデ監督は大きな重責を負うことになる。

 来季、「可能なすべての大会で」勝ちたいと語るバルベルデ監督だが、改善点については厳密には明かさなかった。

「時間をかけて見ていく。サッカー界では常に前進していかなければならない。そうしなければ、後退してしまう。少しずつ進めていく」

「何を改善できるかを口にするのは危険だ。何をすべきかというアイデアはある。良くするというより他のやり方で行く」

 またバルセロナの指揮官に就任するモチベーションについて問われたバルベルデ監督は「厳しいチャレンジを求めていた。これは最高に厳しいものだ。FCバルセロナのようなクラブに声をかけられたら、考えすぎるべきではない」と応じた。

 一方で新指揮官は、アルゼンチン代表のリオネル・メッシ(Lionel Messi)とともに働くことは「唯一無二の経験」だと語った。

「彼はピッチ上で見た中で最高の選手だ。メッシは頂点に達したといわれるときもあるが、その後にさらなる驚きをみせてくれる。彼のプレーを見たり、彼を助けるためにさまざまなことをしたりすることを望む。そして、驚きを提供し続けてもらいたい」 (c)AFP