【5月12日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に所属するズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)の執刀医が、膝に手術を受けた35歳の同選手は「まだ何年もプレーできる」と語った。

 4月に行われたヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2016-17)のRSCアンデルレヒト(RSC Anderlecht)戦で右膝靱帯(じんたい)を損傷したイブラヒモビッチは先週、米国で手術を受けた。香港(Hong Kong)出身のフレディー・フー(Freddie Fu)医師らによって執り行われた手術後には「手術が完了し、さらに強くなった」とコメントしていた。

 手術を担当したフー医師は、地元英字紙サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(South China Morning Post)に掲載された11日付のインタビューで「彼は非常に健康で強い。生物学的な観点や、骨の生態から見ても驚くべきほどに健康だ。まだ何年もプレーできる」と述べた。

 教授を務める米ピッツバーグ大学医療センター(University of Pittsburgh Medical Center)で2万件の膝の手術を担当してきたフー医師はまた、イブラヒモビッチは「今まで診てきたアスリートの中でトップの一人。素晴らしい状態だ」と付け加えている。

 長期間のリハビリ生活を送ることになるイブラヒモビッチの契約は今季終了までとなっており、ユナイテッドでの今後の去就は不透明となっている。

 ユナイテッドで1年目を過ごしたイブラヒモビッチは、公式戦46試合で28得点を記録し、フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2016-17)ではチームを優勝に導いている。(c)AFP