【4月26日 AFP】ブラジルの最高裁判所は25日、自身の交際相手を殺害した罪で収監されるも、刑期を大きく残して先月に釈放されていた同国出身のサッカー選手に再収監を命じた。

 最高裁は同日「収監を見合わせる決断を無効にした」と声明を発表。また、最高裁の情報筋はAFPに対し、カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)2部のボア・エスポルテ(Boa Esporte)に所属するブルーノ・ソウザ(Bruno Fernandes de Souza)は、直ちに刑務所へ戻らなくてはならないと話している。

 2013年に女性殺害の罪で禁錮22年の判決が言い渡されたブルーノは今年2月、最高裁に上訴した後に刑務所から釈放されていた。

 ブルーノは自身の子どもを妊娠し、養育費の支払いを求めて訴訟を起こしていたモデルのエリザ・サムディオ(Eliza Samudio)さんの誘拐、監禁、そして殺害に関与したとして2010年から収監されていた。

 サムディオさんの遺体は今も発見されていないが、ブルーノは友人と共謀して殺害し、遺体をバラバラにして犬に食べさせたと法廷で認めていた。

 同国1部のフラメンゴ(Flamengo)の元スターGKであるブルーノは先月、ブラジル南東部のバルジニャ(Varginha)を拠点とする同2部のボア・エスポルテと契約。しかし、ブルーノの競技復帰は激しい非難を集め、クラブ親会社のスポンサーが契約解除などの措置に踏み切っていた。(c)AFP