【4月14日 AFP】カナダのジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)政権は13日、嗜好(しこう)品としての大麻(マリフアナ)の使用を全面的に合法化する法案を発表した。来年夏に合法化される見通しで、合法化されればウルグアイに次いで世界で2か国目となる。

 カナダでは2001年に医療用大麻の使用は認められたが、嗜好品としての大麻の使用は禁止されている。

 嗜好品としての使用は、来年の同国の建国記念日である7月1日をめどに合法化される見通し。

 発表された法案では、個人使用に限り自宅で4株までの栽培が認められる。個人での所持量の上限は30グラムで、使用は18歳以上に限られる。

 政府の統計予測では、カナダでは2018年までに460万人が年間655トンの大麻を消費し、消費額は42億~62億カナダドル(約3400億~5000億円)に上るとみられる。(c)AFP/Michel COMTE