【4月14日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2016-17)は13日、準々決勝第1戦が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は敵地でRSCアンデルレヒト(RSC Anderlecht)と1-1で引き分けた。

 ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、得点を重ねられず終盤に同点ゴールを許したチームに「ずさん」とらく印を押した。

 前半にヘンリク・ムヒタリアン(Henrikh Mkhitaryan)が角度のないところから先制点を決めたユナイテッドだったが、今シーズンの流れと変わらずチャンスをものにできず、試合を終わらせるためのいくつもの好機を逃すと、後半41分にレアンデル・デンドンケル(Leander Dendoncker)に同点ゴールを奪われ、つけを払わせられることになった。

 20日にホームのオールド・トラフォード(Old Trafford)での第2戦を控える中でモウリーニョ監督は、「結果はポジティブだ」と語った。

「もっと良い結果になるべきだったと私は思うが、悪いのはわれわれだ。後半は慎重なゲーム運びをするはずが、そうはならず簡単にボールを失ってしまった。ずさんな判断、ずさんなボールの扱いをして、相手にカウンターアタックのチャンスを与えてしまった」

 一方で指揮官は、後ろから走り込んできたデンドンケルをマークできずに同点弾を許すまで、堅守をみせていたディフェンス陣を評価した。

「ディフェンスは力強いパフォーマンスを見せた。デフェンス面では指示通りにやってくれた」

 しかしながら、センターバックのクリス・スモーリング(Chris Smalling)とフィル・ジョーンズ(Phil Jones)のペアを欠く中で、シーズン終了までの毎試合でエリック・バイリー(Eric Bailly)とマルコス・ロホ(Marcos Rojo)が重荷を背負い続けなければならないことに、モウリーニョ監督は愚痴をこぼした。

「私には何もしようがない。彼らが最後までやらざるを得ないんだ。他のセンターバックがいないのだから」

 一方でモウリーニョ監督は、チャンスを逃した前線の選手に感心はしていない。

 今大会11試合で19得点にとどまっている攻撃陣について、「判断を誤っていた。正しかったのは、GKの好セーブがあったポール・ポグバ(Paul Pogba)のシュート1本だけだった。今季はずっとこうだ」とコメント。

 チームが得点力不足に悩んでいる理由について問われた指揮官は、「良い質問だ。答えるのは難しい」と途方に暮れた。(c)AFP