【4月13日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するマクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)は12日、フェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が5月28日に決勝レースが行われるインディアナポリス500(Indianapolis 500)に参戦するため、同日に開催されるモナコGP(Monaco Grand Prix 2017)を欠場すると発表した。

 F1カレンダーの中で最も重要なレースともいえるモナコGPで、誰がアロンソの代役を務めるかについては明らかにされていないが、現在もマクラーレンでマシン開発などの役割を担っている元世界王者のジェンソン・バトン(Jenson Button)氏がピンチヒッターになるのではとする臆測も浮上している。

 米モータースポーツの最高峰ともされるインディ500で、アロンソはホンダエンジンを搭載したアンドレッティ・オートスポーツ(Andretti Autosport)のマシンで参戦する。

 2005年と2006年にドライバーズタイトル連覇を達成したアロンソは、モナコGP、インディ500、ルマン24時間レース(Le Mans 24 Hour Race)の「3冠」を達成するという野望が今回の決断の理由だったという。

 この偉業を達成したドライバーは、アロンソと同様にF1で2度の総合王者を経験したグラハム・ヒル(Graham Hill)氏ただ一人となっている。

「短期間で多くを学ばなくてはならないと自覚しているが、スペインGP(Spanish Grand Prix 2017)が終わったらすぐにバルセロナ(Barcelona)からインディアナポリス(Indianapolis)に飛ぶ」と語ったアロンソは、「モナコGPでは2度勝利しているが、3冠を達成するのは僕の夢の一つだ」と意欲を燃やした。

「ルマンに挑戦する時期はわからないが、いつかやりたい。まだ35歳だし、時間はたっぷりとある」 (c)AFP/Julian GUYER