【3月31日 AFP】アフガニスタンの首都カブール(Kabul)にある米国大使館の職員6人が、麻薬を使用、もしくは所持していたとして、解雇されていたことが明らかとなった。米国務省が明らかにした。アフガニスタン国内での麻薬対策費として数十億ドルを拠出している米政府にとっては、当惑する事態といえる。

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street Journal)が今週報じたところによると、大使館のスタッフが敷地周辺を「錯乱し、中毒症状に陥ったような状態で」うろつく人物に気付いたことで調査が行われ、解雇に至ったという。

 米国務省は30日、AFPの取材に対して「6人が関与していた一方、全員が大使館の契約職員だったと確認している」とし、「国務省の職員は一人も事件に関わっていない」と述べた。

 解雇された6人が使用していた麻薬の種類については明らかになっていない。(c)AFP