【2月23日 AFP】(更新)オーストラリア・Aリーグのウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(Western Sydney Wanderers)は22日、18日に行われたシドニーFC(Sydney FC)とのリーグ戦でみだらなバナーを広げたサポーター14人に18か月間の出入り禁止処分を科したと発表した。

 先日の試合で掲げられたバナーは「分別のあるいかなる人にとっても攻撃的」だとして、オーストラリア・サッカー連盟(FFA)から理由提示命令を受けていたワンダラーズはこの日、今回の違反行為に関わったサポーター集団レッドアンドブラックブロック(Red and Black Bloc、RBB)に所属する14人に全試合で入場禁止処分を下すことを決定した。

 1-0で勝利を収めたダービー中に、対戦相手のシドニーFCを率いるグラハム・アーノルド(Graham Arnold)監督に似た男性がオーラルセックスをしている様子が描かれたバナーが掲げられると、サッカー界からは怒りの声が上がっていた。

 ワンダラーズのジョン・ツァツィマス(John Tsatsimas)最高経営責任者(CEO)は声明で「18日夜の事件について再調査した結果、彼らをわれわれのクラブから除外することに決定しました」と述べた。

「今回の事件には、RBBの主要人物たちが関わりました。彼らはクラブとサッカーというスポーツを悪評に落としただけでなく、ソーシャルメディア上でチームに対する侮辱行為を続けました」

「RBBに所属する大多数の人々が素晴らしいサポートと行動を示してくれていますが、われわれは、応援するクラブより自分たちの方が大きいと考える人間は除外しなくてはならないと考えました」

 また、FFAは23日、ワンダラーズに罰金2万豪ドル(約174万円)を科している。(c)AFP