【2月18日 AFP】アルペンスキー世界選手権(FIS Alpine World Ski Championships 2017)は17日、スイス・サンモリッツ(St. Moritz)で男子大回転が行われ、先日の男子複合で銀メダルを獲得したマルセル・ヒルシャー(Marcel Hirscher、オーストリア)が、天候の悪化にも冷静な滑りで優勝を果たした。

 W杯で総合6連覇を目指すヒルシャーは、2本目のランで雪がちらつき雲が広がってくる中、合計タイム2分13秒31でトップを記録し、世界選手権では2大会連続の銀メダルに終わっていた同種目で初の金メダルに輝いた。

 ヒルシャーと同じオーストリア出身で、W杯の最高順位は2015年ゼルデン(Soleden)大会の同種目で記録した6位となっている伏兵のローランド・ライティンガー(Roland Leitinger)が、トップと0.25秒差で銀メダルを手にした。

 ノルウェーのレイフ・クリスティアン・ホーゲン(Leif Kristian Haugen)は、チームメートで優勝候補のヘンリク・クリストファーセン(Henrik Kristoffersen)を0.05秒差でかわし、トップと0.71秒差で銅メダルを獲得した。

 ノルウェー勢が同種目でメダルを獲得したのは、けがから復帰した2007年大会で金メダルを手にしたアクセル・ルンド・スビンダル(Aksel Lund Svindal)以来の快挙となった。(c)AFP/Luke PHILLIP