【2月11日 AFP】仏南部コートダジュール（French Riviera、フレンチリビエラ）で実業家の男性が妻の携帯電話で配車アプリのウーバー（Uber）を利用したところ、アプリの不具合が原因で浮気がばれて離婚に至ったとして、4500万ユーロ（約54億円）の損害賠償を求める訴えを起こした。男性の弁護士とメディアが10日、明らかにした。

　男性の主張では、元妻の携帯電話を使用して1度だけウーバーに配車を依頼したことがあるという。

　仏日刊紙フィガロ（Le Figaro）によれば、アプリ終了時にログオフしたにもかかわらず携帯電話に最新状況が送信され続けてウーバーの利用履歴がばれ、浮気を怪しまれる羽目になったという。2人はその後、離婚した。

　男性の弁護士はAFPに対し「依頼人はアプリのバグによる犠牲者だ」と主張している。フィガロによれば、ウーバーのアプリ利用者でこうしたバグが発生したケースはこの男性だけではないという。(c)AFP