【1月26日 AFP】トルコ1部リーグ、ガラタサライ(Galatasaray)のヤン・オルデ・リーケンク(Jan Olde Riekerink)監督が25日、アジアのクラブへの移籍がうわさされるルーカス・ポドルスキ(Lukas Podolski)の残留を希望していると語った。

 2015年にガラタサライに入団したポドルスキは最近、中国スーパーリーグ(1部)の北京国安(Beijing Guoan)やJリーグ1部(J1)ヴィッセル神戸(Vissel Kobe)と接触したことが報道された。今後の状況が不透明な中行われた24日のトルコ杯(The Turkish Cup)では、3部の格下チームを相手に5ゴールの大暴れ。6-2と大勝したチームに大きく貢献した。

 ガラタサライにとって、1選手が1試合5ゴールを決めるのは17年ぶりのことで、ポドルスキは同快挙を達成したクラブ史上5人目の選手となった。

 現地英字紙ヒュリエト・デーリー・ニューズ(Hurriyet Daily News)は、「ポドルスキは私が初日から信頼し、好んできたプレーヤー。彼が残留することを願っている」とするリーケンク監督のコメントを伝えた。オランダ人の同監督は、31歳のポドルスキのような選手にとっては「個人の意見が重要」であり、決断は同選手の「人生に影響を及ぼす」と認めたという。

 さらにリーケンク監督は、「われわれには常に代案がある」としたうえで、「ルーカス・ポドルスキが残ってくれることを願っている」と心境を明かした。

 トルコ文化に強い関心を持ち、ファンからの人気も高いポドルスキだが、これまでは故障に悩まされるなどチームも昨季は6位に沈んでいる。(c)AFP