【1月23日 AFP】世界ラリー選手権(WRC 2017)開幕戦、ラリー・モンテカルロ(Rallye Monte-Carlo 2017)は22日、最終日が行われ、フォード(Ford)のセバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)が総合5連覇へ向けて幸先の良い優勝を飾った。

 2016年11月にフォルクスワーゲン(Volkswagen)がショッキングなWRC撤退を発表したため、フォードへ移籍したオジェは、前日3日目の最終スペシャルステージ(競技区間)で、首位を走っていたヒュンダイ(Hyundai)のティエリー・ヌービル(Thierry Neuville、ベルギー)がクラッシュしたため、2位に47秒差のトップに立って最終日を迎えた。

 オジェは雪の降るコルドチュリーニ(Col de Turini)の山道を慎重に走りながらも、2位に2分以上の大差をつけて4年連続、通算5回目となるラリー・モンテカルロ優勝を飾った。

 2位にはトヨタ(Toyota)のヤリ・マティ・ラトバラ(Jari-Matti Latvala、フィンランド)、3位にはオジェのチームメートであるオット・タナック(Ott Tanak、エストニア)が入った。

 またこの日は4区間のスペシャルステージが用意されていたが、観客の安全を考慮して3番目のスペシャルステージが中止となっている。今大会は、初日にヒュンダイ(Hyundai)のヘイデン・パッドン(Hayden Paddon、ニュージーランド)のクラッシュに巻き込まれて観客が命を落とす事故が起こり、最初のスペシャルステージが中止となっている。(c)AFP