【1月6日 AFP】テニス、ブリスベン国際(Brisbane International 2017)は5日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第5シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)がミーシャ・ズベレフ(Mischa Zverev、ドイツ)に6-1、6-1で完勝した。

 勝利を収めたナダルは次戦、前回大会決勝でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を破ってタイトルを獲得したミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)と激突する。

 第1シードのラオニッチはこの日、ディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン)に6-3、6-2で勝利している。

 わずか55分でズベレフを退け、パット・ラフター・アリーナ(Pat Rafter Arena)を埋め尽くした満員の観客を魅了した四大大会(グランドスラム)通算14勝のナダルは、試合を通して30本のウイナーを記録した一方、凡ミスの数は7本に抑える見事なプレーを見せた。

 2016年は故障などに悩まされたナダルは、万全な状態でコートに復帰できたことに興奮しているという。

 ナダルは試合後、「けがなどを経験した苦しい時間を経て、コートに戻ってくるのは非常に特別だ」とすると、「明日(ラオニッチ戦)は、とても厳しい試合になるだろう。彼はこのコートが好きだし、好成績も残している。ベストが出せることを期待しているし、もしそれができればチャンスはあるだろう」と語った。

 一方、第4シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)は、地元のビッグサーバー、サム・グロス(Sam Groth)に7-6(7-5)、6-3でストレート勝ち。準々決勝では、ニコラ・マウー(Nicolas Mahut、フランス)を6-2、6-4で破った第7シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)と対戦する。(c)AFP