【1月3日 AFP】南米チリ中部の港湾都市バルパライソ（Valparaiso）の郊外で山火事が発生し、2日には住民らに避難勧告が出された。政府発表によると、これまでに確認された負傷者の数は少なくとも19人という。

　消防隊員数百人が動員されて消火活動にあたり、飛行機やヘリコプターも上空から散水を行っているが、チリ国家緊急対策室によると、これまでに森林地帯で50ヘクタールが焼失した。

　風光明媚（めいび）なバルパライソは「太平洋の宝石」とも称される植民地時代からの港町で、国連教育科学文化機関（UNESCO、ユネスコ）の世界遺産に登録されている。(c)AFP/Paulina ABRAMOVICH