【1月3日 AFP】乳房インプラント、ジョン・F・ケネディ(John F. KennedyJFK)米大統領の脳の写真、チアリーダーの衣装、連続殺人犯のスケッチ――どれも米ロサンゼルス(Los Angeles)および近郊の奇抜な博物館に展示されている品々だ。

■傷心博物館

 傷心博物館(The Museum of Broken Relationships)には、失恋や傷心に関する品々が展示されている。

 ある離婚した女性は、ウエディングドレスを捨てたくなかった。他の誰かに着られるのも、虫に食われるのも嫌だった。そんな彼女はドレスをピクルスの瓶に詰めることで問題を解決した。

 同館には縁起が悪くて他の女性が袖を通すことのできない、ボーイフレンドに振られた女性のチアリーダーの衣装も展示されている。

■死の博物館

 1995年に創設された死の博物館(Museum of Death)は気弱な人にはお勧めできない。連続殺人犯、集団自殺、葬式に関する品をはじめとする死に関連する品々が展示されている。

 ある壁には1963年にテキサス(Texas)州ダラス(Dallas)で暗殺された数時間後に行われたケネディ大統領の解剖写真が展示されている。目には光がなく、髪は血で固まり、脳が露出している。

■ウサギ博物館

 1993年のバレンタインデーの贈り物として、スティーブ・ルバンスキ(Steve Lubanski)さんはガールフレンドのキャンディス・フレイジー(Candace Frazee)さんに、胸に「アイラブユー」と書かれた大きなハートが付いたウサギのぬいぐるみをプレゼントした。フレイジーさんはイースターに磁器のウサギを贈り返した。

 このような形で伝統が生まれ、ついにはウサギ博物館(Bunny Museum)となった。

 ルバンスキさんの家を改装したこの博物館には、ウサギにゆかりのある品々3万3000点が展示されており、1998年の開館以来約2万7000人が訪れている。(c)AFP/Javier TOVAR