【11月28日 AFP】1920年代から1930年代にかけて生産された複葉機12機が参加するレース「ビンテージ・エア・ラリー(Vintage Air Rally)」で26日、レースに参加していたアイルランド人の親子が操縦する飛行機が、ケニアの首都ナイロビ(Nairobi)に向けて飛行中、同国のモロ(Molo)に不時着した。主催者が発表した。

 主催者側がフェイスブック(Facebook)に掲載した情報によると、2人の操縦していたボーイングステアマン(Boeing Stearman)はエンジンが完全に故障したために不時着したという。機体は修復不可能なほどに損壊したが、「乗っていた2人はどちらも無事」だとしている。

 ビンテージ・エア・ラリーはギリシャ・クレタ(Crete)島から南アフリカのケープタウン(Cape Town)までの約1万3000キロを縦断するレースで、出場する複葉機には自動操縦装置といった機器や、風雨を防ぐ装備は備わっていない。(c)AFP