【11月28日 AFP】16F1第21戦アブダビGP(Abu Dhabi Grand Prix 2016)は27日、決勝が行われ、マクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)のジェンソン・バトン(Jenson Button)とウィリアムズ(Williams)のフェリペ・マッサ(Felipe Massa)が、その輝かしいキャリアに幕を下ろした。

 2009年の世界王者バトンと、2008年シーズンのブラジルGP(Brazilian Grand Prix)を制しながらもわずかの差で年間タイトルを逃したマッサは、それぞれのチームや友人、パドックの常連から温かい見送りを受けた。

 現役最後のレースに臨んだバトンは、マクラーレン時代のチームメートであるメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が優勝したこの日、わずか12周でリタイアを余儀なくされた

 また、2位でレースを終えたハミルトンの同僚ニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)が自身初の年間王座を獲得している。

 グランプリ通算250戦目のレースで9位入賞を果たし、チームにポイントをもたらしたマッサはレース後、「とても誇りに思うし、非常に感慨深い。すべてを本当に楽しんできたし、私の人生の中でも、素晴らしい記憶として残るだろう」と、ザウバー(Sauber)やフェラーリ(Ferrari)、ウィリアムズを渡り歩いてきたキャリアについて語った。

 一方、2000年に20歳でF1の世界に飛び込み、通算305戦に出走したバトンは、この日のリタイアについて、「非常に珍しい。アンラッキーだけど、公正を期すために言うが、私はそこまで気にしていないよ」と話した。

「自分が成し遂げてきたことには非常に満足している。今夜は思い切り楽しんでやろうと思う」

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