【11月25日 AFP】フランス南部モンペリエ(Montpellier)近郊で24日、高齢の宣教師が入居する施設に武装した男が押し入り、女性従業員1人を刺殺した。検察が発表した。捜査当局は、現時点ではテロとの関連を示す証拠はないとしている。

 現場はモンフェリエシュルレ(Montferrier-sur-Lez)村にある施設で、アフリカで宣教に従事した高齢の男女70人余りが暮らしている。容疑者の男はマスクをかぶり、先端を切り詰めたショットガンと刃物を持っていたという。

 捜査関係筋によると、武装警察は施設内を捜索したが、容疑者は逃走したとみて行方を追っている。

 フランスでは7月に北部ルーアン(Rouen)近郊の教会で司祭1人が殺害されるなど、イスラム過激派による襲撃事件が相次ぐ中、昨年11月のパリ(Paris)同時攻撃を受けて出された非常事態宣言が継続されている。(c)AFP