【10月31日 AFP】16MLBは30日、ワールドシリーズ(7回戦制)の第5戦が行われ、シカゴ・カブス(Chicago Cubs)が3-2でクリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)を下し、1908年以来となるタイトル獲得へ望みをつないだ。

 4回にクリス・ブライアント(Kris Bryant)が放った本塁打が決勝点となったカブスは、投げては抑えのアロルディス・チャップマン(Aroldis Chapman)が自身最長となる2回3分の2を投げ、シリーズの成績を2勝3敗とした。

 ブライアントは試合後、「生き残りが懸かった一戦だとは感じなかった。私たちはビッグイニングがあったし、チャップマンが8人を斬って抑えた。それが大きかった」と語った。

 敗れたインディアンスは、7回と8回に得点圏に走者を置いたが、いずれもカブスの守護神チャップマンにピンチをしのがれ、最終回は三者凡退に打ち取られた。

 好救援を見せたチャップマンは、試合当日にカブスのジョー・マッドン(Joe Maddon)監督に7回からマウンドに上がることができるか聞かれたと明かしたうえで、「彼が私に必要とする役割や、投球回数に関係なく準備はできている」とコメントした。

 次戦は1日にクリーブランド(Cleveland)で行われ、決着が第7戦にもつれた場合は2日に同地で開催される予定だ。

 これまで1勝3敗に追い込まれた全46チームのうち、逆転制覇を果たしたのはわずか6チームで、最近では1985年のカンザスシティ・ロイヤルズ(Kansas City Royals)にまでさかのぼる。また、カブスは過去に1勝3敗と追い込まれたプレーオフで一度も勝利したことがない。(c)AFP/Jim SLATER