ナダルが高速テニスに苦言、「けがのリスクが高くなる」
このニュースをシェア
【10月16日 AFP】男子テニスのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は、現代テニスは高速すぎて、選手の負傷リスクが高くなっていると考えを明かし、バウンドしにくい試合スピードを落とすボールの使用を提言した。
四大大会(グランドスラム)通算14勝を誇るも、けがに悩まされることも多いナダルは、選手のトップレベルでのキャリアを長くするために、試合のスピードを落とすべきだと考えている。
15日発売の独ニュース週刊誌シュピーゲル(Der Spiegel)でナダルは、「今日、僕らはこれまで以上の強度でプレーしている。ほとんどの選手がどんな状態からでもポイントを勝ち取れる」と語った。
現代テニスのプレーの速さでは、強烈なスピードの切り替えや方向転換が必要になること多く、これがけがのリスクを高めるとナダルは語る。
「ボールが高速で動いていて、リターンしたいと思ったときには突然止まったり、方向を変えなければならないときもある。それを積み重ねると自分を傷つけるかもしれないし、けがの原因になってしまう」
上海マスターズ(2016 Shanghai Rolex Masters)の自身初戦で敗退を喫したナダルは12日、来季に備えるために今シーズンを途中で終了し、練習に集中する可能性を示唆している。(c)AFP