【10月12日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)南米予選は11日、各地で行われ、ベネズエラに勝利したブラジルが首位に躍り出た一方、アルゼンチンはホームでパラグアイに敗れた。

 W杯制覇通算5回を誇るブラジルは、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)への加入が決まっているガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)と、チェルシー(Chelsea)でプレーするウィリアン(Willian Borges da Silva)が得点を記録し、ベネズエラを2-0で下した。

 これで4連勝を飾ったブラジルは、10試合を消化した時点で勝ち点21の首位に浮上した。今回の南米予選開幕以来、ブラジルが首位に立ったのはこれが初めてで、これまで一度も本大会出場を逃したことがない同国が記録更新へ盤石な足場を築いている。

 ブラジルは来月、宿敵アルゼンチンとの対戦が控えている。そのアルゼンチンは同日、ホームのコルドバ(Cordoba)でパラグアイに0-1で敗れ、またしてもリオネル・メッシ(Lionel Messi)不在が響く結果となった。メッシを欠いて臨んだ直近3試合で、アルゼンチンはわずか勝ち点2しか獲得できていない。

 素晴らしいカウンターからデルリス・ゴンサレス(Derlis Gonzalez)が決めたゴールが決勝点となり、勝ち点3を獲得したパラグアイは、現在5位のアルゼンチンにわずか1差の勝ち点15で追走している。