【10月8日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)欧州予選は7日、各地で行われ、フランスは約5年ぶりに国際試合で先発出場を果たしたケヴィン・ガメイロ(Kevin Gameiro)が2得点の活躍をみせ、ブルガリアに4-1で逆転勝利を収め、今予選初勝利を収めた。

 ポルトガルに敗れて優勝を逃した欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)決勝以来のスタッド・ド・フランス(Stade de France)で、ブルガリアのミハイル・アレクサンドロフ(Mihail Aleksandrov)にPKを決められて先制されたフランスだったが、欧州選手権ではメンバー入りできなかったガメイロのゴールで同点に追いついた。

 その後、ディミトリ・パイェ(Dimitri Payet)、アントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)が得点を記録し、2点リードで前半を折り返したフランスは、後半にガメイロが追加点を挙げて勝利を確実にした。

 フランスは次戦、同日の試合でベラルーシに4-1で勝利したオランダと敵地で対戦する。

 29歳で代表復帰したガメイロは、仏テレビ局TF1に対し、「完璧な夜だった。とても誇らしかったし、満たされた。努力は報われるね」とコメント。ディディエ・デシャン(Didier Deschamps)監督は、「彼は得点するためにそこにいて、2得点を記録した。動き出しが秀逸で、アントワーヌと一緒にチームのためによく働いてくれた」と称賛した。

 一方、9月の初戦でルクセンブルクに4-3で勝利し、グループ首位だったブルガリアは、1993年のW杯欧州予選でフランスに敵地で勝利し、これによりフランスは翌年の本大会出場権を逃していた。しかし、過去3試合で14失点しているブルガリアは、今のフランス相手にそれを再現する力はなかった。(c)AFP/Andy SCOTT