【10月1日 AFP】チェコとポーランドの合同チームが9月30日、チェコ東部で世界で最も深い水中洞窟を発見したと発表した。

 AFPの取材に応じたチェコ洞窟学会(Czech Speleological Society)のミロスラフ・ルカシュ(Miroslav Lukas)氏によれば、ハラニツェ(Hranice)近郊で発見された石灰岩の水中洞窟、ハラニカ深淵(Hranicka Propast)の水深は404メートル。これまで世界一深い水中洞窟とされていたイタリアのポッツオ・デル・メッロ(Pozzo del Merro)洞窟の水深392メートルを上回った。

 ルカシュ氏は、水深はロボットに取つけた水深計とデータケーブルの長さで確認したと述べ、「ロボットは肉眼では底が見えないところまでどんどん深く潜航し、ついに404メートルの深さに到達した」と語った。

 ルカシュ氏によれば、このプロジェクトにはナショナルジオグラフィック協会(National Geographic Society)が資金提供しており、今回のニュースは雑誌ナショナルジオグラフィック(National Geographic)のポーランドのオンライン版で9月29日に発表された。(c)AFP