【10月2日 AFP】16F1第16戦マレーシアGP(Malaysian Grand Prix 2016)は1日、予選が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)がポールポジションを獲得した。

 現世界王者のハミルトンは最速ラップ1分32秒850のタイムをたたき出し、2004年に当時ウィリアムズ(Williams)に所属していたファン・パブロ・モントーヤ(Juan Pablo Montoya)が樹立した、セパン・インターナショナル・サーキット(Sepang International Circuit)での最速記録を更新した。

 ドライバー選手権争いで現在トップに立つチームメートのニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)を、0.4秒差の2位に抑えたハミルトンだったが、完璧な走りではなかったと考えている。

 今週末はロズベルグを抑え込んでいるハミルトンは、「あのラップは本当に楽しめた。もっと速く行けたかもしれない」とコメントしている。

 ロズベルグが直近のレースで3連勝を上げ、ドライバー選手権で8ポイントのリードを奪う中で、ハミルトンにとっては時宜を得た歓迎すべき復調となった。

 3番手には、ロズベルグから約0.2秒遅れの1分33秒420を記録したレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が続いた。フェルスタッペンは9月30日に、19歳の誕生日を迎えたばかり。4番手にはダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)がつけてレッドブル勢がセカンドローを確保すると、5番手にはセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)とキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)のフェラーリ(Ferrari)勢が並んだ。

 7番手と8番手にはそれぞれセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)とニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)のフォースインディア(Force India)勢が並び、9番手にはF1通算300戦目を迎えるマクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)のジェンソン・バトン(Jenson Button)、10番手にはウィリアムズのフェリペ・マッサ(Felipe Massa)がつけた。

 改善を続けているマクラーレン勢のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)は、フリー走行の際に新しいパワーユニットを投入して45グリッド降格の処分を受けたため、最後尾からのスタートとなる。(c)AFP